素数の不思議な力

素数は、数字の中でも存在感のある数である。例えば、ラッキー7、七五三、世界の3大〜、世界の七不思議、七福神、7つの大罪など、歴史的、世界的な存在感がある。
もっと現実的な素数の使われ方でいうと、素数ゼミ、公開鍵暗号など、現実の世界との深い関わりがある例が研究で明らかになってきている。
素数は、古代ギリシャ時代から注目されていたようで、素数は無限大に存在することが、ユーグリットによる「原論」の中で証明されおり、歴史の中で興味をもたれた存在であったことが分かる。
しかしながら、なぜ、素数は、「どのくらい存在するのか」ということを証明されるまでに人の興味を惹くものだったのか。その謎めいた存在である素数の魅力は何なのか。
おそらく、素数は、それ自体に力を宿しているからだと考える。生物学的な観点では、素数ゼミは、13年または17年の周期で大量発生するらしく、それが生存競争に有利なことだという。つまり、その周期に地上の出ると、種として生存、繁殖しやすいようだ。また、工学的な観点では、公開鍵暗号といった、他の数ではできないことが素数では可能であるようだ。このように、競争優位性、工学的利便性は、素数の力であるが、生物や人がその素数の力を、偶然にも知り、それを必然ものとして利用してきたと考える。

意識的に素数を使えば、人の無意識に不思議な力を働きかけれるような気がする。
例えば、17才の女の子と18才の女の子、どちらが魅力的なイメージを浮かべるだろうか。なんとなく、17才の方が魅力的な気がする(セブンティーンという雑誌もある)。17才の方が若いからだろうという反論があるだろうが、18才と19才だったら、どうだろう。なんとなく、19才な気がする。
ものすごく感覚的なものだけれど、素数には不思議な力があるのである。